池袋で、母子が死亡してしまった交通事故・・・。
なぜこんなことが起きてしまったのかと、とても胸が痛みます。
事故を起こしたとされる飯塚幸三(87歳)は、華々しい経歴を持つ人物。
旧通産省の元工業技術院長を務め、クボタの副社長に就任していました。
そのことから、ネットでは「上級国民」と言われ、
マスコミが加害者である飯塚幸三を”さん付け”で呼ぶこと、
実名を挙げずに報道したこと、
また逮捕されないこと、
に違和感を感じている人が多いようです。
その中でも今回は、
なぜ、飯塚幸三は逮捕されないのか?!
という理由について調べてみました。
飯塚幸三が逮捕されないのはなぜ?上級国民だからではない2つの理由
飯塚幸三が逮捕されない理由についてネットを調べていると、こんな投稿を見つけました。
上級国民でお怒りのみなさん
逮捕されない理由は天下りだからではないですよ。恐らく有罪ですが。
事故を起こした爺さんの年齢や怪我の状態、事故後早急に現場検証が進んだなら、身柄をわざわざ拘束して調書を書く必要はありません。
逮捕≠刑務所行き
裁判にかける判断は検察
罪状を決めるのは司法 pic.twitter.com/YL7aPiGZTm— 元少年Tのディアリオ (@LdiarioT) April 20, 2019
事故後、早急に現場検証が進んだなら、身柄をわざわざ拘束する必要がない。
飯塚幸三は年齢的にも、怪我の具合から言っても、身柄を拘束する必要がないということのようです。
そこで、「逮捕」される場合の条件を調べてみました。
逮捕の必要性
逮捕の目的は、被逮捕者の逃亡や証拠隠滅を防止することにあるため、それらの可能性がない場合にまで、強制的に身体を拘束しておく必要はないと考えられます。
ですので、被疑者に逃亡のおそれや証拠隠滅のおそれがあれば、逮捕の必要性が認められることになります。
引用元:LEGAL MOLL
つまり「逮捕」の必要性がある時というのは、
①逃亡の恐れがある
②証拠隠滅の恐れがある
と考えられる時。
今回の事件に当てはめてみると、
①加害者が怪我をして入院している
⇨逃亡の恐れはない
②現場を目撃していた人が多数おり、現場には痛々しいほどの証拠が残っている
⇨証拠隠滅の恐れはない
上記の点から考えても、飯塚幸三は逮捕する理由にはあてはまらないようですね。
なので、飯塚幸三が「逮捕」されない理由は
1,逃亡の恐れがないこと
2,証拠隠滅の恐れがないこと
と考えられ、「上級国民」とは関係ないようです。
ちなみに、先日まで逮捕されていたゴーン容疑者も「上級国民」の類だと思いますが、
逃亡の恐れがあることや、証拠隠滅の恐れがあることから、身柄を拘束されていたとされ、釈放の条件もかなり厳しいものでしたよね。
このことから考えても、「上級国民」と「逮捕」には関連性がないようです。
ここで、『そもそも逮捕とはなんなのか?』がとても気になったので、調べてみました!
そもそも「逮捕」とは?
逮捕とは、警察官などが、被疑者(罪を犯したと疑われている人)の逃亡や証拠隠滅を防ぐため、比較的短時間強制的に身柄を拘束する行為を指します。
これに対して検挙とは、警察官などが認知した犯罪行為につき、被疑者を取り調べることを意味する言葉ですが、検挙は必ずしも強制的な身柄拘束を意味しない点が、逮捕との大きな違いです。
すなわち、取り調べに応じないことも可能ですし、今日は仕事があるので、別日にしてもらうことや一旦取調べを受け、好きな時に帰ることも可能です。
また、意外かもしれませんが、平成26年の全被疑者のうち、逮捕されているのは33.9%に過ぎません(平成27年版 犯罪白書)
引用元:LEGAL MOLL
犯罪を犯した人を取り調べるのは、必ず行うことですが、
検挙→身柄を拘束しない
逮捕→身柄を拘束する
という点が、2つの違いですね。
つまり「逮捕」というのは、“身柄を拘束すること”です。
ということは、飯塚幸三は「検挙」となり、身柄を拘束されるわけではないけども取り調べは受ける、という形となるようですね。
そしてちょっと衝撃だったのは、逮捕されているのが33.9%(H26)だけということ・・・。
罪を犯しても、身柄を拘束されないとこの方が多いとはかなりショックです。
私の知り合いにも、スカートの中を盗撮されたのに犯人は逮捕されず、普通の生活を送っていると言っていた人がいました。
(もちろん取り調べにはきちんと出向いているようですが、盗撮犯が今でも普通に電車に乗っていると思うと、その女性にとっては腑に落ちないでしょうし、ものすごく気持ち悪いですよね・・・。)
どの事件も、「逮捕」と「罪」は別物なんですね。。
ちょっと複雑です。
ですが、今回のこの痛ましい事件も「逮捕」されないからといって、必ずしも「無罪」になるわけではないので、その後の処分を見守りたいと思います。
まとめ
「飯塚幸三が逮捕されないのは上級国民だからではない?!2つの理由【池袋事故】」についてまとめました。
飯塚幸三は確かに「上級国民」と呼ばれるのにも納得な経歴の持ち主でした。
ですが、「逮捕」されないのはそれが理由ではないということがわかりました。
その理由は、
1,逃亡の恐れはないこと
2,証拠隠滅の恐れはないこと
まあ、これとマスコミが「忖度」しているのではないか?という問題とは別ですが・・・。
そして気になるのは、1年前に「運転はやめる」と言っていた飯塚幸三。
なぜその時にやめなかったのか?
新たな情報が入りましたら、追記していきます。
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PV稼げてウハウハなのか知りませんがこんなクソまとめを恥じてください。
、、さん、コメントありがとうございます!
いや~、それが全然なんですよ~!
超弱小ブロガーです。笑
そんなふうに思っていただけて、逆に光栄です!!!
記事に関しては、数ある情報の中の一つとして『こんなこと言ってる人もいるんだな~』くらいに思っていただければ幸いです♪
また遊びに来てくださいね!
ありがとうございました!!
管理人より。
別件で逮捕されてた老人が出ていましたが、あれはどうなんでしょうか
前例至上主義の法の世界ではあれも無罪になるのが順当だと思いますが
(飯塚さんを上級と揶揄するのではなく、同様の事例で同様の手がとられないことに対する疑問です
じゃ様、コメントありがとうございます。
じゃ様のおっしゃるとおりだと思います。
当初、飯塚さんが逮捕されない理由は正当性のあるものとして捉えており(一応今もそれはまかり通っていますが…)、逮捕よりも有罪判決となる方が重要という見解でしたが、時が経ち、同じ事例の件と比較すると、やはりこの件だけ何か違うように感じますね。。
ともかく、逮捕でなくともきちんと犯した罪を償うという方向に動いてくれればと願うばかりです。