【まさかの今季覇権アニメ】大人も楽しめるショートアニメ PUI PUIモルカーにアキラ登場！？見逃し配信や無料動画イッキ見の視聴方法もご紹介！

テレビ東京系「きんだーてれび」にて、毎週火曜朝7:30から放送中の「PUI PUIモルカー(プイプイモルカー)」は、モルモットのような車「モルカー」が主人公の短編アニメーションです。

一見子供向けアニメに見えるPUI PUIモルカーですが、まさかのブラック展開やオマージュの連発にタイムラインがざわざわ。Twitterなどを中心に、大人たちの間でも話題となっています。その人気は、公式YouTubeチャンネルであるBANDAI NAMCO Arts Channelでの再生回数がなんと300万回を超える回もあるほど。今季覇権アニメに大番狂わせで浮上しているんです。

今回はそんなPUI PUIモルカーの見どころや、気になるポイントについて考察いたします！

1 PUI PUIモルカーとは？
2 PUI PUIモルカー制作秘話
3 PUI PUIモルカーのブラックな魅力
4 考察はかどる作り込まれたオマージュの数々
5 まとめ
6 見逃し配信や無料動画イッキ見の視聴方法もご紹介！

PUI PUIモルカーとは？

PUI PUIモルカーの舞台は、車になったモルモット「モルカー」が街を自由に走りまわる世界。モルカーたちが「プイプイ」と鳴きながら走り回る様がとってもキュートで、大人の方でもニンマリできちゃうこと請け合いです。

そんなPUI PUIモルカーですが、放送時間はわずか2分40秒。やはり子供向けアニメということもあってか、かなり短めの放送尺です。しかし、PUI PUIモルカーには2分40秒では語り尽くせない見どころがあるんです。

PUI PUIモルカー制作秘話

PUI PUIモルカーを手がけたのは、パペットキャラアニメ期待の星、見里朝希監督。「国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル＆アジア2019」でジャパン部門優秀賞を受賞した経歴も持つ、新鋭の若手監督さんです。そんな監督に「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」を手がけるシンエイ動画が声をかけ、誕生したのがPUI PUIモルカーなんです。

モルカーのボディは羊毛フェルトで作られています。
作ってみるとわかるんですが、羊毛フェルトの人形は作るのにかなり時間がかかる。1体作るのに数時間なんてこともざらなんです…。作中には何匹ものモルカー達が登場するので、キャラクターたちの制作だけでも途方もない作業を要したと推測されます。

また監督によると、モルカーの内部には可動性を高めるための針金が組み込まれているのだとか。それによって豊かな動きや表情を作ることができているんですね。

PUI PUIモルカーのアニメーションは、そんなモルカー人形を動かし、写真を撮ってパラパラ漫画のようにつなげてアニメにしていく「ストップモーションアニメ」と呼ばれる手法で作られています。素人考えでも作るのに膨大な労力が必要なことは察しがつきますが、なんと1秒につき24枚分の写真を撮影しているそうなんです。2分40秒を作るのにどれだけの時間がかかるのか…想像もつきません。

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PUI PUIモルカーのブラックな魅力

そんなPUI PUIモルカーの隠された魅力は、愛らしいモルカーに似つかわしくないブラックなストーリー展開。
交通違反者や銀行強盗、不法投棄をする人間や猫を炎天下の車中に放置する人間など、いろんなタイプのクズ人間がモルカーたちの活躍により、成敗されていきます。

放送開始から2話時点でぞくぞくと逮捕者が出ていくので、
「たった2話で逮捕者が4人も出るなんて…」
「子供向けアニメの皮を被った社会風刺アニメ」
「人間は愚か」
など、大きいお友達のルサンチマンが爆発。今季覇権アニメへのアクセルを踏みしめることとなったのでした。

考察はかどる作り込まれたオマージュの数々

PUI PUIモルカーの話の中でも特にSNSでバズったのが、第5話「プイプイレーシング」。
モルカーたちがカーレースをしながら大人にしか分からないオマージュを繰り出す神回です。

そんな第5話中のこのシーンをご覧ください。

左上に何かポスターっぽいものが見えますね。
ズームしてみると…

AKIRA(アキラ)だ…。ご丁寧に題字までMOLCAR(モルカー)になっています。芸が細かいですね。

続いて第8回「モルミッション」中の場面も見てみましょう。

金田バイクのスライドブレーキだ…。監督さんはAKIRAがお好きなんでしょうか。
この金田バイクのスライドブレーキシーンは、幾度となくオマージュされてきたオマージュの鉄板。国内外のアニメで繰り返し擦られてきた、いわばパロディの古典なんです。PUI PUIモルカーもご多分に漏れず、このシーンを忠実に再現しており、「大人が考察を楽しむ作り込みアニメ」としてのポテンシャルが窺えます。

PUI PUIモルカーにはAKIRA以外のパロディもたくさん盛り込まれているので、探してみてはいかがでしょう。